デジタルアート展「巨大映像で迫る五大絵師 − 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 −」の感想です。
この展覧会では、ガラス越しに原画を観る時は見逃してしまいそうなディテールを巨大スクリーンに投影します。解説は光浦靖子さん、アンバサダーは尾上松也さんです。
本物を観た時に、よく、近寄らないと見えない〜と思うけど、後も支えてるし遠いし…と諦めていた細かい所を拡大して観れて、すごくスッキリする展覧会でした♪
デジタルの良さを特に実感したのは作者不詳の「鞍馬・厳島図屏風」「二条城行幸図屛風」。
左右に当時の人々の生活する様、行事の様を描くこの手の細密屏風は当時の超贅沢品だったと思うのですが、展覧会では上の方の細かい所は見づらかったりするんですよねー。今回は大スクリーンに拡大する事で、いつも気になっていた、やたら細かい描き込みをじっくり堪能する事ができました。
また東海道五拾三次や冨嶽三⼗六景も元の大きさはB4程。拡大することで、絵師のデザイン力の高さと、彫師、摺師の技術を実感できます。こういう楽しみ方ができるのはデジタルのいい所ですね。
巨大映像で迫る五大絵師 ─北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界─
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